絹本を描く日本画家-花岡哲象  澄神洞美術館 4,5室


 

    澄神洞美術館 (2ページ目)  窓辺 光と花のマンダラ   美術館トップへ


  窓辺

結婚して最初に住んだ借家(東京都清瀬市)の2階を画室にしていたが、十分な広さがあった。
古い板張りの床に差し込む光に趣があり、花を置いて作品にした。
筆による緻密な細い線描を最後まで残している。


№79 二月の朝  50号(114×114㎝) 絹本  1982(昭和57)年2月 31歳  作家蔵


 








1984年3月
第4回東京セントラル美術館日本画大賞展入選
             
№80 3月の窓辺  50号(114×114㎝) 絹本  1982(昭和57)年3月 31歳  作家蔵






 
   №81 窓辺  30号(84×84㎝) 絹本  1982(昭和57)年4月 31歳  岡谷市役所蔵(1987年寄贈)








1985年9月            
長野県県展にて信州美術会賞受賞 
 

   
 

 

  光と花のマンダラ

20代の終わり頃、チベット仏教の著名な聖者、その師マルパと共にカギュ派の祖であり詩人でもあるジェツン・ミラレパ(1012~1097)の詩にふれて絵画的なイメージを得た。そこから生まれた一連の作品であり、絹以外の画材も用いている。(鳥の子紙、木綿布等)

  ―― 虚空は虹の輝きで満ち溢れ 甘く香る花々の天の雨が降り
  すべての有情(ものたち)は皆等しく妙なる調(しらべ)を聞き、
  かぐわしい香を楽しみ 神々の愛と幸福がすべての会衆(かいしゅう)にみなぎる ――
                         「チベットの偉大なヨギー ミラレパ」
                            (おおえまさのり訳編、オーム・ファウンデーション刊)
 

    №52 光さして   50号(112.2×112.2㎝) 絹本  1979(昭和54)年2月 28歳  作家蔵 









 
 「冬の薔薇に光さし、
   梢は束の間の影を落とす」
 №53 光さして花は舞い   50号(112.2×112.2㎝) 絹本  1979(昭和54)年3月 28歳  作家蔵  










1980年3月            
第2回東京セントラル美術館日本画大賞展入選
 

 №56 水と花のマーヤ Ⅲ   50号(112.2×112.2㎝) 鳥の子紙  1979(昭和54)年6月 28歳  作家蔵  
 

   







1983年4月
第1回上野の森美術館絵画大賞展入選
 

   
№57 花の埋葬   100号(168×168㎝) 鳥の子紙  1979(昭和54)年9月 28歳  作家蔵 
 

 







  1979年10月 創画展入選       
№86 バセラ・マンダラ Ⅰ   50号(112.2×112.2㎝) 水性キャンバス、アクリル絵の具・色鉛筆 
                                   1983(昭和58)年2月 32歳  作家蔵 
  

 
№87 バセラ・マンダラ Ⅱ   50号(112.2×112.2㎝) 絹本  1983(昭和58)年3月 32歳  作家蔵   
 

 







 1983年3月 春季創画展入選
   
№88 水晶花   120号(175.3×165.3㎝) 木綿布  1983(昭和58)年10月 33歳  市立岡谷美術考古館蔵 (2015年寄贈) 

 
 







1983年3月 創画展入選   
№90 ラナンキュラス Ⅰ   50号(111.3×111.3㎝) 木綿布  1984(昭和59)年3月 33歳  市立岡谷美術考古館蔵 (2015年寄贈)  
 









1984年3月 春季創画展入選(賞候補) 
1987年6月 諏訪美術展第40回記念賞受賞 

№91 ラナンキュラス Ⅱ   50号(116.7×82.5㎝) 木綿布  1984(昭和59)年4月 33歳  市立岡谷美術考古館蔵 (2014年寄贈)  
 









 
1985年5月
第3回上野の森美術館絵画大賞展入選
№92 光さして花は舞い Ⅱ  80号(145.5×141㎝) 木綿布  1984(昭和59)年5月 33歳  市立岡谷美術考古館蔵 (2015年寄贈)  
 






 


 
1984年6月
第2回上野の森美術館絵画大賞展入選
 
  第6室 黄山へ 




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